×

バルサ FWハーランド獲得失敗の“プランB”を準備とスペイン紙報道 FWレバンドフスキも候補入りか

[ 2022年3月12日 17:40 ]

チェルシー所属のFWウェルナー(左)とFWルカク(右)。中央はBミュンヘンのFWレバンドフスキ(ロイター)

 スペイン紙スポルトとムンドデポルティボは12日、スペイン1部バルセロナがノルウェー代表FWエルリング・ハーランド(ドルトムント=21)を今夏に獲得出来なかった場合の“プランB”である有力候補選手をそれぞれ1面で紹介した。

 ムンドデポルティボ紙はFWハーランドの今夏の獲得について「ハーランドは欧州で最も注目されている選手であり彼と契約することは簡単なことではない。彼との契約には多くの競争相手がおり、バルセロナ陣営では現状マンチェスター・シティー(イングランド)が最も有利な立場にあると感じているもようだ」と報道。

 さらに「このノルウェー人が獲得出来なかった場合に備えて“プランB”である選手をリストアップしている最中だ」とし、その有力候補としてベルギー代表FWロメル・ルカク(チェルシー=28)、ドイツ代表FWティモ・ウェルナー(チェルシー=26)、チェコ代表FWパトリック・シック(レバークーゼン=26)、ポルトガル代表FWラファエル・レオン(ACミラン=22)の4人を紹介。

 同紙はFWルカクについて「ロンドンのクラブが厳しい状況にあることや、トゥヘル監督との間に問題があることからリストに浮上する可能性もあるが、彼の年俸は非常に高いので獲得は難しい」とする一方、同僚のFWウェルナーについては「クラブの制裁と英国政府による封鎖がどうなるかを待って、この夏チェルシーを去る候補の一人である」と紹介。FWルカクよりもFWウェルナーの方がより現実的な有力候補だとした。

 FWシックは前回の欧州選手権でC・ロナウド(ポルトガル)と並び得点王に輝いており、ドイツ1部ではレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)に次ぐ20得点をマークするなど活躍している有力候補とし、FWレオンについては「9番というよりはウイングでプレーするタイプだが、バルセロナ陣営から注目されており今週になって浮上した選手」と伝えた。

 一方、スポルト紙もFWハーランドの獲得について「マンチェスターシティーは欧州サッカー界で最も注目されている選手の獲得レースを最もリードしているチーム。FWエムバペ(パリSG)の獲得が迫るレアル・マドリードもドルトムントのスターの獲得を諦めていないようだ」とやや“弱気”モード。

 ムンドデポルティボ紙と同じくあくまで第1ターゲットはFWハーランドだが、“プランB”の重要性にも触れ新たな獲得候補リストにポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン=33)の名前が載っていると報道。「8月に34歳になるポーランド人ストライカーは23年夏に所属クラブとの契約満了となるが、いまだ契約更新の交渉は始まっていない。他の有力候補と比べても年齢が高いものの、先日のELガラタサライ戦(△0―0)でも痛感したように彼の決定力は“必要不可欠”だ」とした。

 さらに所属先のバイエルン・ミュンヘンが契約交渉において“マネーゲーム”に参加しないクラブだとし「昨年レアル・マドリードに移籍したDFダビド・アラバがそのいい例だ」と紹介。「FWレバンドフスキの今後の動向に注目」と1面で伝えた。

 なお、スペイン紙マルカ(電子版)ではバイエルン・ミュンヘンはFWレバンドフスキが移籍した場合の後釜としてFWハーランド獲得へ名乗り上げる可能性を報じていた。

続きを表示

2022年3月12日のニュース