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川崎F 名古屋戦前に東日本大震災の被災地復興へ募金活動 MF大島「しっかり続けていかないと」

[ 2022年3月12日 21:21 ]

リモートでサポーターに募集を呼びかける大島(川崎F提供)
Photo By 提供写真

 川崎Fが、11日で発生から11年となった東日本大震災の被災地復興支援として、募金活動を行った。

 11年を迎えた11日は武蔵溝ノ口駅と溝の口駅で実施。名古屋戦が行われた12日は、等々力競技場で選手12人が観戦に訪れたサポーターへ募金を呼びかけた。

 新型コロナウイルスの感染予防対策で、募金ブースでは選手がZOOMを用いてサポーターとコミュニケーション。設置されたモニターで画面越しに「こんにちは」、「ありがとうございます」などと会話した。

 参加したMF大島僚太は「復興支援活動として、震災を忘れずにみんなでという活動でした。僕らは今日の試合には出られなかったですが、募金に参加してくれたファンの皆さんからも元気をもらいました」と感謝。「こういう活動をしっかりと続けていかないといけないなと思いました」と話した。

 震災が起きた年に陸前高田に足を運んだDF登里享平は「震災のあった地域の映像なども見ました。すごくショックを受けたことを覚えています。そこから毎年、陸前高田に行きました。徐々に復興が進んでいるとは思いますが、まだまだ復興には支援が必要だなと思っています。継続的に活動をしていきたいです」と語った。

 また、GK安藤駿介は、陸前高田の人々に向け、「いつも応援ありがとうございます。私たちフロンターレに関わる皆は、陸前高田の皆さんのことを忘れず、心に刻んで生活しています。これからも一緒に頑張っていきましょう」とメッセージを届けた。名古屋戦のキックオフ前には黙とうもささげられた。
 川崎Fはクラブ独自の被災地復興支援活動として「東日本大震災復興支援活動Mind―1ニッポンプロジェクト」を11年に立ち上げ、「支援はブームじゃない」を合言葉に、継続的な活動を行っている。震災を風化させないよう、今後も被災地への復興支援を続けていく。

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2022年3月12日のニュース