×

FC東京18歳ルーキー松木玖生 先発デビューで見せ場作った!チームは黒星発進も存在感キラリ

[ 2022年2月18日 21:30 ]

明治安田生命J1第1節   FC東京0―1川崎F ( 2022年2月18日    等々力 )

<川崎F・FC東京>前半、シュートが決まらず悔しそうな表情のFC東京・松木(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグが18日、川崎F―FC東京の“多摩川クラシコ”で開幕。青森山田高からFC東京に入団した大物ルーキー、MF松木玖生(18)がいきなり先発デビューを飾ると、前半29分には強烈なミドルシュートを放つなど見せ場を作った。しかし、接触プレーで左足のスネを踏まれ後半27分に“大事をとって”ベンチへと退いた。

 松木は4―3―3の中盤右インサイドハーフとして先発出場。FC東京のアルベル新監督は試合前に「現状のベストメンバーを選択した」とコメント。今年度の全国高校選手権で4得点をマークするなど主将として青森山田高を優勝に導くなど、鳴り物入りで入団してきたルーキーに期待を寄せていた。

 松木は“超高校級”のフィジカルの強さをプロデビュー戦でも発揮。前半から当たり負けせず積極的に攻撃に絡み、前半24分にFW永井へのダイレクトスルーパスから好機を演出。その5分後にはペナルティーエリア手前のこぼれ球に反応し、左足で強烈シュート。惜しくもGKチョン・ソンリョンに防がれたが相手サポーターをどよめかせた。

 後半5分にはプロ初のイエローカードも受けてしまった松木だったが、新人離れした貫禄あるプレーを披露。後半25分に相手選手に左足のスネを踏まれ、ピッチに倒れ込みしばらく痛がる素振りを見せるとアルベル新監督は“大事をとって”交代を指示。一瞬ヒヤリとするプレーだったが、無事に立ち上がって小走りでMF三田と交代するとピッチへ向かって一礼。敵地に駆け付けたサポーターからも暖かい拍手が送られるなど、試合には敗れてしまったが上々のデビュー戦となった。

 ◇松木 玖生(まつき・くりゅう)2003年(平15)4月30日生まれ、北海道出身の18歳。青森山田中では全国大会優勝2回。青森山田高では1年からレギュラーで、高校選手権では1、2年時に準優勝し、本年度は優勝。15試合出場で10得点をマークした。昨年10月には飛び級でU―22日本代表に選出。1メートル80、76キロ。利き足は左。

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月18日のニュース