鳥栖・川井監督　下位予想も笑って一蹴「結果で表現するだけ」楽しみなJ1デビュー戦に意気込み

開幕へ向けた調整を行う鳥栖
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　18日の川崎F―FC東京で、30年目を迎えるJリーグが開幕する。昨季7位と健闘した鳥栖は、川井健太監督（40）が就任して初のシーズンとなる。新指揮官はJ2で監督経験はあるがJ1では初采配だ。チームは17日に練習を公開。川井監督はオンライン会見に応じ、19日の広島との開幕戦（Eスタ）へ意気込みを語った。

　19日に敵地・広島で今季開幕戦を迎える鳥栖。川井監督にとっては、指揮官としてJ1初挑戦の特別なシーズンとなる。“デビュー戦”の采配に注目が集まる開幕戦へ「楽しみ。緊張もない。開幕だからこそ肩肘張ってやるよりも、長い道のりを走り続けるいいスタートが切れれば」と話した。

　対戦相手については、スキッベ新監督が来日できていないことや、選手の入れ替えが少なかったことから「大きく変わってはいないのかな」と予想。「後ろの選手たちが非常に強固」と警戒した上で、「走力」で相手を上回っている点を強みに挙げた。

　「スピード、量以外でも、いかに先に走れるかが今年は武器になる。そこは絶対負けたくない。広島さんは素晴らしいチーム。ただ我々もそれに負けないようなチームになっている」

　戦前の順位予想などでは鳥栖の下位予想が目立つという。スタッフのグループラインでも、各種メディアなどで予想された順位が、笑いマーク入りで送られてくる。「そういうものは当事者以外が喜ぶことなので、悪くないと思います。あまり気にならない。結果で表現するだけかなと思います」と、笑って一蹴した。

　「やってみないと分からない。どのチームもきっ抗しているんじゃないか」。新指揮官は虎視眈々（たんたん）とリーグ戦を見据えた。