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FC東京18歳ルーキー松木玖生 川崎Fとの開幕戦ベンチ入りも アルベル新監督「重要な選手の一人」

[ 2022年2月18日 05:30 ]

練習する松木(FC東京提供)
Photo By 提供写真

 18日に唯一行われる22年シーズンのJ開幕戦。注目の「多摩川クラシコ」に臨むFC東京のアルベル新監督(53)が17日、オンライン取材に応じ、青森山田高から入団した大物ルーキー、MF松木玖生(18)がベンチ入りする可能性があることを示唆した。

 スペイン人指揮官は松木について「重要な選手の一人」と表現。開幕戦の出場については「ベテラン、若手に関係なく、プレーする可能性がある。他の選手と変わらず、リーグ戦、ルヴァン杯に出場するチャンスも出てくる」と語った。

 松木は今年度の全国高校選手権で4得点をマークし、背番号10の主将として青森山田高を優勝に導いた。技術とフィジカルを兼ね備えたボランチで、FC東京でもレギュラー争いに加わってきた。じっくり育成する方針を示していたアルベル監督は「まだ乗り越えないといけない道のりがある」と慎重な姿勢のままだが、「彼の武器はメンタル的な強さ。プロの世界では最も重要なポイント」と評価は高い。

 FC東京はこの日、選手3人が新型コロナ陽性判定を受けたと発表。開幕直前の1週間で陽性選手が合計6人となる非常事態に陥った。「今季から結果を残したい。勝利に導きたい」と強気に語っていた松木が、開幕戦からチームを救う。

 ◇松木 玖生(まつき・くりゅう)2003年(平15)4月30日生まれ、北海道出身の18歳。青森山田中では全国大会優勝2回。青森山田高では1年からレギュラーで、高校選手権では1、2年時に準優勝し、本年度は優勝。15試合出場で10得点をマークした。昨年10月には飛び級でU―22日本代表に選出。1メートル80、76キロ。利き足は左。 

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2022年2月18日のニュース