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新生“池田なでしこ”初陣飾れず…アイスランドに完敗、新戦力抜てきで見えた収穫と課題

[ 2021年11月27日 05:30 ]

国際親善試合   日本0ー2アイスランド ( 2021年11月25日    オランダ・アルメレ )

<日本・アイスランド>前半、アイスランドに先制ゴールを決められた日本。中央は長谷川(共同)
Photo By 共同

 池田太新監督(51)率いるFIFAランキング13位のなでしこジャパンは25日、オランダのアルメレで国際親善試合を行い、同16位のアイスランド代表に0―2で敗れた。DF熊谷紗希(31=Bミュンヘン)ら東京五輪組の主軸をベンチに置き、代表デビューのMF成宮唯(26=INAC神戸)ら新戦力を先発に抜てき。新指揮官の初陣を白星で飾れなかったが、コロナ下の貴重な対外試合で課題と収穫を得た。

 新生なでしこの船出は、ほろ苦い結果となった。前半14分にビルドアップのミスを突かれ失点。相手ゴール手前まで迫るも崩しきれず、後半26分にはロングボールからDF裏に進入され、突き放された。

 「結果は非常に残念に思う」と池田監督は肩を落としたものの、初陣に狙いがあった。DF熊谷ら主力をベンチに置き、MF成宮、長野、猶本、FW植木、小林と東京五輪メンバー外の5人を先発起用。「経験を積ませながら選手のポテンシャル、見たい選手も含め、バランスを考えながらメンバーを決めた」と新戦力をテストした。

 相手にサイドを使われ2失点したものの、守備ではチームテーマの「アグレッシブさ」も垣間見え、「選手たちのプレーする意図や取り組みは良かった」と指揮官。29日(日本時間30日)のオランダ戦へ「またこういったアグレッシブな精神を選手に求めていきたい」と継続姿勢を示した。FIFAランク4位の強豪にチャレンジャー精神で挑み、来年1月のアジア杯(インド)に向け、さらにレベルアップを図る。

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