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前田大然 一瞬の隙突いて22得点目!「もちろん狙っている」得点王懸け最終節直接対決へ

[ 2021年11月27日 19:15 ]

明治安田生命J1第37節   横浜2―0神戸 ( 2021年11月27日    ノエスタ )

<神戸・横浜>前半、先制ゴールを決め、駆けだす横浜・前田(中央)
Photo By 共同

 2位の横浜は敵地で3位の神戸との上位対決を2―0で制し、来季のACLに本大会から出場できる2位を確定させた。値千金の先制点を挙げたのは日本代表FW前田大然(24)で、FW仲川輝人(29)が加点した。前田は今季通算22得点で川崎FのFWレアンドロ・ダミアン(32)と並ぶ得点ランク首位。来月4日の最終節・川崎F戦は、得点王を懸けて直接争う。

 前半23分、前田が一瞬の隙を突いた。MF渡辺皓太(23)のパスを、FWレオ・セアラ(26)が前線へ送ると、浮き球のボールを前に相手DFとGKが見合った。その間に割り込んだのが前田だった。「隙を狙うのは自分の持ち味。ボールウオッチャーになるのを予測してトップスピードで入れた」。快足を飛ばしてワンタッチでGKの股下を抜くと、アンパンマン好きの愛娘の爽世(そよ)ちゃん(2)に、ドキンちゃんのパフォーマンスを届けた。

 後半30分にもFWエウベル(29)の絶妙なスルーパスに抜けだして、GKと1対1の好機を迎えた。だが、レオ・セアラへのパスかシュートかを迷った結果、放ったシュートは中途半端になり、右外へ。自身2点目を逃し、「ゴールを取れたのは嬉しいけど、後半に決定機があったのでそれを今でも悔やんでいる。嬉しいというより悔しいの方が強い」と振り返った。

 その悔しさを晴らすのは、レアンドロ・ダミアンと直接得点王を争う最終節だ。「もちろんそれ(得点王)は狙っている。でも最終戦なのでしっかり勝って終わりたい。あまりそこを狙わずにチームの勝利に貢献できればいい。優勝できなくてファン・サポーターが一番がっかりしていると思うので、その人たちのためにもしっかりホームで勝たないといけない」と力を込めた。

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