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浦和MF阿部勇樹が引退セレモニー「皆さんとともに戦いタイトルを獲れたことは僕の宝物です」

[ 2021年11月27日 17:36 ]

明治安田生命J1第37節   浦和0―1清水 ( 2021年11月27日    埼玉 )

<浦和・清水>引退セレモニーで横断幕を掲げるサポーターを背にあいさつした浦和・阿部(撮影・西海健太郎)
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 今季限りで現役引退する浦和の元日本代表MF阿部勇樹(40)がホーム最終戦の清水戦後、引退セレモニーであいさつ。涙で感謝の思いなどを伝えた。歴代4位となるJ1通算589戦出場、浦和でも07、17年と2度のACL制覇などチームの象徴として輝かしい成績を残した。

 あいさつでは阿部らしくクラブ職員、何千回と通った大原練習場のピッチコンディションを整えてくれた方々、ユニホームを洗濯してくれる方、食事を用意してくれる方、クラブハウスのセキュリティースタッフら浦和に関わる全ての人にていねいに感謝した。

 涙ながらに声を張り上げたのは、長くともに戦った仲間の名前を挙げたときだ。「西川周作、宇賀神友弥、槙野智章、今季途中で移籍しましたが、武藤雄樹、柏木陽介、関根貴大、そして興梠慎三…。本当にあなたたちがいなかったらここまで出来なかったです。ともに戦ってくれて本当にありがとう。感謝しています」。

 加入以来、背中を押され、ともに戦って来た熱きサポーターには「加入した07年、レッズフェスタで4万人が集まるという…、何だこのクラブはと。正直、思ったのを覚えてます、それが最初でした。それからレッズのために戦えて、互いに喜んだり、悲しんだり、いっぱいあったと思います。その中で皆さんとともに戦い、タイトルを獲れたこと。これは僕の宝物です。皆さんの声援が、拍手が、後押しが、ピッチ上で何度も倒れそうになった僕を立ち上がらせてくれました。本当にありがとうございます」と感謝した。

 最後は愛する2人の息子から感謝の手紙と花束を受け取り、約10分のスピーチを締めくくった。

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