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Jリーグへの新たな道 アマ対象の合同トライアウト開催へ「育成年代の夢をつぶしたくない」の思い

[ 2021年11月27日 05:30 ]

会場となる静岡・時之栖スポーツセンターのピッチ
Photo By スポニチ

 Jリーグへの新たな道が開かれる――。高校生以上のアマチュアサッカー選手を対象とした合同トライアウト「powered by ADP 2022」が今冬に開催されることが、26日までに明らかになった。主催はイベント運営会社で12月18、19日に静岡・時之栖スポーツセンターで実施。当日はJリーグのスカウト、強化部らを招いてプロ入りへアピールの機会を設ける。

 近年、コロナ禍で選手のアピールの場が奪われつつある。昨年は各年代の全国大会がことごとく中止に。今年10月までは全国的な緊急事態宣言下で、無観客で開催するアマチュアリーグも多かった。関係者は「緊急事態宣言中は簡単には動けない。映像だけでは限界があり、見ている(選手数は)確実に減っている」と語っており、開催へ動き出した。

 現在J1、2クラブはスカウトによる選手獲得がほとんど。J3では限られたクラブ単体でセレクションを実施することはあるが、各Jリーグクラブのスカウトを招いて合同でトライアウトを実施することは異例だ。主催する関係者は「育成年代の夢をつぶしたくない。アマチュア選手が挑戦できる機会を提供できれば」と話す。

 対象は高校生以上と幅広く、社会人選手も含まれる。過去には川崎FのFW遠野大弥(22)が社会人時代に活躍し、自らプロの道を切り開いた例もある。「(アマチュアで)埋もれている人材は多い。夢に年齢のリミットはない。実現するかしないかは見てくれている人の尺度、基準はあるが挑戦するしないは自由」。遠野に続く“ダイヤ”の原石を探し当てる。

 同トライアウトの詳細は以下HPから。https://sites.google.com/view/goudoudp/

【ツイッターID】@InsanityDream7

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2021年11月27日のニュース