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アーセナル冨安「もっと英語の勉強が必要」「プレーが待ちきれない」公式インタビュー

[ 2021年9月21日 17:37 ]

アーセナルの冨安
Photo By 共同

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(22)が、21日付でアーセナル公式サイトのインタビューに応じた。冨安はすべて英語で質問に答え、「イタリアでたくさんのことを学んだ。良い経験だった」などと話した。質疑応答は以下の通り。

――水泳選手になりたかったようだが。
 「水泳選手にはなりたくなかった(笑い)。水泳をしていた姉が2人いたので、僕もすることになった。しかし、顎をケガしたんだ。水泳ができなくなり、サッカーをすることになった。プランをサッカーに変えた」

――祖母の家にあるランニングマシーンでケガをした。
 「そう。5歳の頃だったと思う。ランニングマシーンで遊んでいた。あまりよく覚えていないが、祖母が言うにはランニングマシーンでケガをした。祖母にケガをしたと伝え、病院に連れていかれた。手術の間、ずっと熱い、熱いと言っていたようだ」

――そして、サッカーに打ち込むことになる。ここに来るまでの経緯を。
 「5歳でサッカーを始めたと思う。その後、アビスパ福岡から連絡を受け、17歳のときから(トップチームで)2年間プレーした。ベルギーに移籍し、1年半在籍した。イタリアでは2年やった。そして今、ここにいる」

――ベルギーに移った際、君自身はどう感じていたか。ホームシックになったか。
 「それはなかった。欧州でプレーするのが夢だったので、ホームシックにならなかった。17歳の時、日本代表の一員としてイングランド代表と戦い、1―5で負けた。僕らは試合で何もできなかった。その時、“海外でプレーしないといけない”と感じ、ベルギーに行った。欧州でプレーできるようになったのでうれしかった」

――日本、ベルギー、イタリア、イングランドでプレーしている。言葉はすべて違うが、大変だったか。
 「ベルギーにいた時は英語を使っていたが、もっと英語の勉強が必要だ。イタリアではイタリア語で話していて、先生に教えてもらっていた。今はプレミアリーグにいるので、英語がもっと良くなれるよう勉強する必要がある」

――英語が非常に上手ですよ。ベルギーからイタリアに移籍したが、どれぐらい大きなステップアップだったか。
 「僕の考えでは、ベルギーのサッカーは個人能力を重視している。一方、イタリアのサッカーはもっと戦術的だ。そのため、僕にとっては大きなステップアップだった。僕はDFなので、守備の仕方を学びたかった。イタリアでたくさんのことを学んだし、良い経験になった」

――他に学んだことは。
 「実際、日本とイタリアでは守備の仕方に大きな違いはない。しかし、ベルギーとイタリアでは完全に違った。さきほど言ったように、ベルギーは常に個人能力を重視していた。一方、イタリアではもっと戦術的で、チーム全体で動いていた。ベルギーとイタリアでは大きな違いがありました」

 ――イングランドでプレーすることに興奮しているか。
 「以前も言ったが、アーセナルの選手としてプレーできるとは想像もしていなかった。また、プレミアリーグでプレーするのは若い時からの大きな夢だった。とても興奮しているし、スタジアムでプレーするのが待ちきれない」

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