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マジョルカ監督、将来的な久保のレアルでのプレーに期待「タケはビッグチームの選手」

[ 2021年9月21日 22:36 ]

サッカー日本代表の久保建英(ロイター)

 スペイン1部マジョルカのルイス・ガルシア監督(48)が21日、敵地で行われる第6節レアル・マドリード戦(22日)へ向けて会見した。

 日本代表MF久保建英(20)にとっては来季以降のプレーを目指す保有元との対戦となる。「タケ(久保)にとっては注目が集まり、特別な試合になると思うが?」と問われた指揮官は「(第5節で対戦した)ビジャレアルも昨季所属していて、うまくいかなかったということで特別な試合だったと思う」と断りを入れた上で、「レアル・マドリーの選手といっても、チームでプレーしていたのとは違うから。試合に出たいだろうと思うが、レアル戦というのが特別に彼に影響しているとは見えない。タケは年齢の割に落ち着いているし」と久保のメンタルに影響はないとの見方を示した。一方で「彼の将来を中期的視線で見て、レアルのユニフォームを着ることは?」との質問に対しては、「将来についての質問の答えはイエス。タケはビッグチームの選手だ。ここに中心的役割を果たすために来て、ここで成長中だ」と世界的ビッグクラブでのプレーの可能性に期待を寄せた。

 ルイス・ガルシア監督はマドリード出身で、アトレチコ・マドリードのカンテラ育ち。「久しぶりにマドリードに戻っての試合だが、あなたにとっても特別か?」と聞かれると、「こういう試合は士気を高める。選手にとってもそうだといい。例えば、もしタケが明日ゴールを入れたら、そのニュースは世界中を回ったりする」と影響の大きさを指摘。首位レアルは第5節のバレンシア戦でベンゼマとヴィニシウスがゴールを決めて逆転勝ちしており、「ベンゼマとヴィニシウスの活躍を見て、バレンシア戦以降ちゃんと眠れたか?」と問われると、「どっちにしろよく眠れない体質なんだが、マドリードの選手たちはあまりにも上手なので、我々がしなくてはいけないことは自分自身であること、そして自分たちの最良部分を引き出すことだ。そのやり方しかない」と答えた。

 マジョルカは第5節まで総得点3にも関わらず、勝ち点8を獲得して9位。指揮官は「今までのところ、守備のレベルは素晴らしい。攻撃に関しては、いくつかチャンスもあったが、もう少し何か生み出す必要がある」と評し、「チームのシステム内にもう少し寄与すべき人たちがいる。ゴールレベルとピッチ先端(アタッキングサード)レベルにおいて、ときにはもう少し個性を出してほしい」と攻撃に注文をつけた。

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2021年9月21日のニュース