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大分・呉屋 移籍後初得点で連敗止めた!あいさつ代わりのダイビングヘッド「早く結果を出したかった」

[ 2021年8月22日 05:30 ]

明治安田生命J1第25節   大分1-1札幌 ( 2021年8月21日    昭和電ド )

 大分―札幌 前半、先制ゴールを決め、祝福される大分・呉屋(左)=昭和電ドーム
Photo By 共同

 9試合が各地で行われ、大分は札幌と1―1で引き分け、4連敗を阻止して勝ち点1を加えた。前半11分に呉屋大翔(27)が頭で移籍後初ゴールを決めたが、後半22分に追いつかれた。

 初先発を飾った期待のストライカー・呉屋が、らしさ全開の移籍後初ゴールを決めた。

 立ち上がりから攻守に精力的な動きで前線の起点となり存在感を発揮した。前半11分、相手DFとの競り合いで粘りコーナーキックのチャンスを獲得すると、下田のクロスに頭から飛び込みゴールネットを揺らした。ホームに詰めかけた5188人の観客へ贈るあいさつ代わりの豪快なダイビングヘッド。貪欲にゴールを狙う呉屋の魅力が詰まった一撃で先制に成功した。

 「早く結果を出したかった。使ってもらえればいつでもやれる自信はあった。どういう気持ちと覚悟で大分に来たのかプレーで示したかった」。待望の初得点に胸を張り「ゴールひとつでFWは乗る」。頼れるストライカーが残留へのゴールを量産する。

 3連敗で迎えたホーム札幌戦。敵将・ペトロヴィッチ監督は片野坂知宏監督(50)が師と仰ぐ存在だ。超攻撃的サッカーを展開する相手の猛攻に粘り強く耐え続けた中、後半22分、ついに失点。そのままドロー決着となり連敗は止めた。

 指揮官は「最悪勝ち点1でも取れたのは良かった。この1を何とかまた次につなげたい」と前を向いた。降格圏に沈む中、残りは13戦だ。次戦はホーム神戸戦。残留への負けられない戦いは続く。

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