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神戸 新加入の武藤が決勝アシスト 6年ぶりのJ復帰で、あいさつ代わりの働き

[ 2021年8月22日 05:30 ]

明治安田生命J1第25節   神戸1-0鹿島 ( 2021年8月21日    ノエスタ )

 神戸―鹿島 後半、競り合う神戸・武藤(左)と鹿島・犬飼=ノエスタ
Photo By 共同

 各地で9試合が行われ、神戸は勝ち点41で並んでいた鹿島を1―0で破った。ホームで同戦勝利は09年以来12年ぶり。今夏、完全移籍で加入した元日本代表FW武藤嘉紀(29)がチーム合流3日目にして後半開始から投入され、決勝点をアシスト。早くも存在感を示した。

 役者が違う。0―0の後半開始から武藤が投入された。FC東京時代の15年以来6年ぶりのJ復帰。あいさつ代わりのアシストで決勝点をもたらした。

 後半34分。タイミング良く左サイドへ抜け出し、後方からのロングパスを受ける。味方を待ちながら敵陣深く持ち込み、右足アウトサイドでクロスを送る。ニアサイドのFWドウグラスに合わなかったものの、相手GKもすり抜けた球を、中央へ走り込んだMF山口が体で押し込んだ。

 決勝点の山口は武藤について「試合前も特に言葉を交わさなかったが、代表で一緒にやって特徴は分かっているつもり。今後もああいう動きをどんどん出してほしい」と厚い信頼を寄せる。三浦監督は「状態は100%ではないと思うが、経験があるし、点にからむ雰囲気を感じていた。持ち味を出してくれた」と采配的中に頬を緩めた。

 今の現実的な目標は3位以内でACL出場権獲得。競り合うライバル鹿島から貴重な勝ち点3を奪った。

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