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城彰二氏 古橋以外の控え組よ、もっとアピールを

[ 2021年6月8日 05:30 ]

W杯アジア2次予選   日本4ー1タジキスタン ( 2021年6月7日    パナスタ )

<日本・タジキスタン>前半、先制ゴールを決め、雄たけびをあげる古橋(左は南野)(撮影・坂田 高浩)
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 【城彰二 視点】森保監督は先のことを考えて、ここまで出場機会の少ない選手にチャンスを与えたが、全体的には少し物足りなかった。チームとしてのベースができたので、選手が切磋琢磨(せっさたくま)すれば底上げになる。しかし、攻撃で4得点は少ないし、連係もよくない。守備でも集中力を欠いて失点するなどいい部分は少なかった。

 アピールが見えたのは古橋ぐらいで、複数のポジションに入ったが、1ゴール1アシストと結果も出し、必死さも出ていた。南野はW杯予選7戦連続ゴールを決めたが、ショートバウンドをうまく合わせた難しいもの。決める力はさすがだ。しかし全体的にはボールに触る回数も少なく、持ち味は出し切れていなかった。後半から出場の鎌田とトップ下を争っているが、相手が嫌がるプレーや周りの使い方などは鎌田の方が勝っている。

 全体の底上げのためには競争しかない。選手個々が残り2試合で森保監督が迷うぐらいのアピールをしてほしい。(元日本代表FW)

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2021年6月8日のニュース