仙台 ドロ沼14戦勝ちなし…DVクビ騒動後初戦、名古屋に零敗

[ 2020年10月25日 05:30 ]

明治安田生命J1第24節   仙台0-1名古屋 ( 2020年10月24日    パロ瑞穂 )

名古屋に敗れ肩を落とす仙台イレブン
Photo By 共同

 明治安田生命J1リーグは各地で6試合が行われ、仙台はアウェーで名古屋に0―1で敗れた。これで8月8日の神戸戦に勝利して以降、泥沼の14戦勝ちなし。経営難や所属選手の交際女性への暴力行為などによる契約解除とピッチ外でトラブルが続く中、トンネルの出口が見えない。

 暗闇をさまようクラブに、光は差さなかった。仙台は名古屋に零敗し、14戦勝ちなし。浴びせられたシュート14本に対して、相手ゴールに放ったのはたったの1本だった。0―6と大敗した18日の浦和戦に続く、連敗となった。

 元日本代表FW金崎ら強力な名古屋攻撃陣を相手に、粘り強く守った。GKスウォビィクは好守を連発。前半19分に片手でシュートをはじくと、後半5分にもゴール右を襲ったボールに横っ跳びで反応した。しかし同20分、味方に当たったボールはどうにもならなかった。木山監督は「攻撃をする回数を増やすための前段階の質を上げることもそうだし、守備の強度を上げてより良い形でボールを取れる回数を増やすことも必要かもしれない」と4試合連続無得点となった攻撃面を嘆いた。

 ピッチ外でも苦境に立たされている。交際女性への暴力行為で逮捕されたと報じられたMF道渕諒平(26)との契約を20日に解除。空いた位置にはチーム最年長のMF関口を起用したが、起爆剤にはなり切れなかった。経営難も重くのし掛かる。コロナ禍もあり、20年度の決算は6億6400万円の赤字で、3億円超の債務超過に陥る見通し。苦境打破の一手として「クラブ緊急募金」を実施していたが、不祥事により22日に中断した。

 深い霧の中を進むように、続く迷走。それでも、この日好守を連発した守護神は「この苦しい時は近々終わると信じている」と言い切った。ピッチ内外のトラブルを振り払い、意味ある一勝をつかみ取るため、がむしゃらに前進するしかない。

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