ACL王者がコロナ失格 選手ら31人感染でプレー可能選手11人…規定「13人」満たせず全試合没収扱い

[ 2020年9月25日 05:30 ]

19年のACLを制したアルヒラル。新型コロナウイルスの集団感染により、思わぬ形で失格処分となった
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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の昨季王者アルヒラル(サウジアラビア)が、新型コロナウイルスの集団感染で選手が足りなくなり、失格処分となった。

 アルヒラルは選手15人、スタッフ16人の計31人が新型コロナウイルスに感染。23日に集中開催地カタールで予定されていた1次リーグB組最終節アルアハリ(UAE)戦にプレーできる選手が11人しかおらず、13人が必要というACL規定を満たせなかった。規定違反で棄権扱いとなり、アルアハリ戦だけでなく、今大会全試合が没収となった。

 アルヒラルは1次リーグ3勝2分けの勝ち点11で既に1次リーグ突破を決めていたため、最終戦に負けても試合さえ成立すれば勝ち進むことができた。クラブ幹部は何とか試合を行おうとアジア連盟(AFC)と交渉。先発9人、控え2人(ともにGK)のスタメンを発表し、試合に臨もうとしたが、AFCが拒否。最終戦だけを没収とする案や、試合を1日延期する案なども認められず、クラブは声明で「より柔軟性が求められる状況にもかかわらず、全ての提案はAFCに拒否された」と非難した。

 昨季ACLで得点王とMVPに輝いた元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(35)もメンバー入りできず、自身のツイッターで「我々の夢を壊さないで」と試合成立を訴えていたが、願いは届かなかった。

 アルヒラルの失格を受け、パフタコル(ウズベキスタン)とアルアハリが決勝トーナメントに進出。ただし、コロナ禍で大会は延期が繰り返されており、今後も不透明な状況が続きそうだ。

 ▽ACLの現状 神戸、FC東京、横浜が出場しているACL東地区はコロナ禍で3月から中断している。AFCは10日に日程の再延期を発表。7月の発表では1次リーグの残り試合と準々決勝、準決勝を10月16日から集中開催(マレーシア)する予定だったが、11月15日~12月13日に延期され、決勝も12月5日から同19日に変更された。ただし新日程の開催地は未定。AFCは全ての国に打診している状況で、日本協会の田嶋会長は23日に「予定通りの開催は簡単ではない」との認識を示した。

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