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バイエルン バルサ相手に歴史的8発圧勝!フリック監督が語る勝因「プレッシャーかければ…」

[ 2020年8月15日 16:20 ]

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝   バイエルン・ミュンヘン8―2バルセロナ ( 2020年8月14日    ポルトガル・リスボン )

後半、チーム7点目のゴールを決めて喜ぶバイエルン・ミュンヘンのコウチーニョ(中央左)。バルセロナの選手はガックリ(AP)
Photo By AP

 ポルトガル・リスボンで集中開催されている欧州チャンピオンズリーグ(CL)は14日、準々決勝1試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)がバルセロナ(スペイン)に8―2と圧勝し、2季節ぶりの4強入りした。

 ともに優勝5度のビッグクラブ同士の激突は、バイエルン・ミュンヘンの歴史的大勝。ドイツのビルト紙は「世紀の勝利」、キッカー誌は「バイエルンがバルセロナに屈辱を与えた」と伝えた。4失点が大会過去最多だったバルセロナから8点を奪うゴールラッシュ。欧州CLの1試合最多タイ、決勝トーナメントでは最多の得点記録となった。

 昨年11月にコーチから昇格し低迷していたチームをドイツ2冠に導いたフリック監督が「相手もプレッシャーをかければ、チャンスが生まれることは分かっていた」と言うように、パスをつなごうとする相手から鋭いハイプレスでボールを奪い、サイドのスピードを生かしたカウンターで序盤から圧倒した。

 狙いどおりの形で前半4分に先制ゴール。MFミュラーが中盤でボールを奪うと、左サイドをMFペリシッチが突破。クロスをゴール前で受けたミュラーがFWレバンドフスキとのワンツーから左足で決めた。オウンゴールで同点に追いつかれたが、22分にショートカウンターからペリシッチ勝ち越し点、28分には最終ラインの裏を突いたMFニャブリが追加点と、スピードでバルセロナ守備陣を切り裂いた。

 31分にはミュラーが2点目を決めて4―1で前半を折り返し、終盤にはバルセロナから期限付き移籍中のMFコウチーニョが途中出場から2得点と最後まで攻撃の手を緩めなかった。

 準決勝はマンチェスター・シティー(イングランド)―リヨン(フランス)の勝者と対戦する。「再充電して次の試合に集中したい。またゼロからのスタートだ」と気を引き締めたフリック監督。これで2月から公式戦19連勝。2013年以来となる3冠獲得へ、あと2勝に迫った。

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2020年8月15日のニュース