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ルーニー超えなるか マンU新星18歳グリーンウッド “怪物”の1年目17得点へあと「2」

[ 2020年7月7日 06:15 ]

マンチェスター・ユナイテッドの18歳FWグリーンウッド(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに若き新エース候補が誕生した。下部組織出身のFWメイソン・グリーンウッド(18)が4日のボーンマス戦で2得点を挙げて5―2の逆転勝利に貢献。今季公式戦15得点と名門の中心選手に成長し、レジェンドOBの元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(34=現2部ダービー)が18歳で加入した04~05年に挙げた公式戦17得点にあと2点に迫った。

 コロナ禍の中断期間を挟んで1月末から公式戦16戦無敗。復活へ近づきつつあるマンチェスターUの攻撃陣で新怪物が躍動した。18歳グリーンウッドがボーンマス戦で自身初のリーグ戦複数点をマーク。0―1の前半29分に左足の強烈なシュートで相手GKの手をはじき飛ばして同点弾を決めると、後半8分にはドリブルから今度は右足でサイドネットへ突き刺した。

 クラブOBのスールシャール監督は「同じ年齢のルーニーを見ているが、メイソンはスペシャリストのフィニッシャーで点取り屋」とクラブ歴代最多の253得点を挙げたレジェンドを引き合いに出し、両利きのストライカーの決定力を絶賛。「成長し続ければ間違いない」と将来のイングランド代表を担う逸材と期待を寄せた。

 同じくOBのファーディナンド氏は「シュートまでが本当に速い。時間とスペースがなくても打てる」と特長を解説。「初のフルシーズン、18歳で15点。ルーニーは1年目17点だった」と加入1年目にルーニーがマークした公式戦17得点を、残りリーグ5試合で超える可能性を示した。

 スールシャール監督は名将ファーガソン監督時代の06年以来となる3試合連続同一スタメンを採用し、3連勝。躍進の原動力はグリーンウッドら若き攻撃カルテットだ。22歳のイングランド代表FWラッシュフォードと24歳のフランス代表FWマルシャルはともに今季公式戦20得点。1月に加入した24歳の司令塔、ポルトガル代表B・フェルナンデスはリーグ戦6得点5アシストを挙げている。

 2季ぶりの欧州CL出場を狙うチームは勝ち点55の5位で、4位チェルシーを勝ち点2差で追走。3位レスターと激突する26日の最終節は大一番となる。

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