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オーランド入りしたMLSの選手13人が感染 10人のFCダラスは再開待たずに撤退

[ 2020年7月7日 11:26 ]

不参加を表明したロサンゼルスFCのカルロス・ベラ(AP)
Photo By AP

 フロリダ州オーランドで8日からシーズンを再開させるメジャーリーグ・サッカー(MLS)で6日、選手13人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。すべてオーランド入りしてからの検査で陽性反応を示したもので、このうち10人を数えたFCダラス(テキサス州)はオーランドで試合を行うことを断念した。

 AP通信によれば、感染者を出したのはFCダラスを含む3つのクラブで、ナッシュビルSC(テネシー州)が2人、コロンバス・クルーSC(オハイオ州)が1人。FCダラスではルッチ・ゴンザレス監督(39)も感染しており、9日に予定されていた再開初戦のバンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)との試合は中止となった。

 MLSはNBA、NHL同様に3月中旬にシーズンを中断。オーランドでの再開を目指していたが、ロサンゼルスFCのFWカルロス・ベラ(31)ら、FCダラス以外のクラブからも、感染リスクの回避を理由に、不参加を表明する選手が複数出ている。

 フロリダ州の6日の新規感染判明者は6336人(陽性率15%=死者48人)。13日連続で5000人を突破し、累積の感染者は20万6447人(死者3880人)となった。ここ1週間の感染判明者数は6093→6563→10109→9488→11458→10059→6336。なおMLSが使用するオーランドの「ESPNワイドワールド・オブ・スポーツコンプレックス」では、今月30日からNBAもシーズンを再開させることになっており、参加する22チームは9日からキャンプインのためオーランド入りする予定になっている。

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2020年7月7日のニュース