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憲剛 アカデミーのスクール化を発表 中長期的に子どもたちの育成に取り組む

[ 2019年2月1日 18:22 ]

中村憲剛
Photo By スポニチ

 川崎Fの元日本代表MF中村憲剛(38)は1日、過去年1回のペースで数回にわたり開催してきた「KENGO Academy(ケンゴ・アカデミー)を、スクール化して中長期的に子どもたちの育成に取り組むことを発表した。自身のブログで発表した。対象は中学1、2年生で場所はフロンタウンさぎぬま。

 中村は「この度、2019年4月8日(月)フロンタウンさぎぬまにて、KENGO Academy Schoolを開校します。少年時代の僕は、背も低く、足も遅く、フィジカル的優れた要素がまるでない選手でした。そのフィジカルの差は中学時代に入るとよりはっきりとし、僕は大きな壁にぶち当たりました。ですが、そんな僕でも結果的にJリーガーになるとこができたし、日本代表になることができました。小さい頃からプロになってからここまで、変わらずボールを止めること・蹴ることにこだわり続けてきました。なぜ競争の激しいプロの世界で、長くプレーし続けることができたのか。技術(止めて・蹴る)を高めることでより頭(考えること、サッカー脳)を使い鍛えることが可能になり、そのときそのときの状況の変化に対応できる柔軟性、そして実効力が身についたからだと思っています。何か特別な練習をする分けでもなく、ひとりひとりが自分の足を、技術を高い意識で磨き続けることでより様々な状況でも考えて対応できる柔軟性を持った選手になることを期待しています」と自らの経験を踏まえ所信表明。

 そして「中学時代は小学生の時代に比べ短い上に、みんな小学生のときとは違うバラバラのサッカー人を歩み出す時期です。そんないわばサナギから蝶に成長する橋渡しのお手伝いをできればという想いで、まずは少人数でスタートしたいとお世話になった川崎の地で開校する運びとなりました。僕自身、このアカデミーに入ってきた子達がどのように成長し、卒業していくのか今から楽しみで仕方がありません。開校後は時間の許す限りみなさんへの直接指導も含め、何らかのサポートをして関わっていきたいと考えています。このスクールがみなさん自身のレベルアップに繋がれば嬉しく思いますし、自信を持ってプレーできるよう全力でサポートしたいと思います」と抱負を綴った。

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2019年2月1日のニュース