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“調子乗り世代”平繁龍一が引退 30歳 古巣・広島でスクールコーチに

[ 2019年2月1日 17:30 ]

平繁龍一
Photo By スポニチ

 J3群馬は1日、契約満了により2018年限りで退団していたFW平繁龍一(30)が現役を引退すると発表した。今後は古巣であるJ1広島のアカデミー普及部に所属し、スクールコーチに就任する。

 広島県出身の平繁は広島ユースから2007年にトップチームへ昇格。“調子乗り世代”と呼ばれたU―20日本代表としてDF内田篤人(鹿島)、MF香川真司(ドルトムント)らとともに同年のU―20ワールドカップ(W杯)カナダ大会に出場した。10年にJ2徳島、11年にJ2東京Vへの期限付き移籍を経験してから12年に広島へ復帰。13年からJ2群馬、15年からJ2熊本でプレー。17年途中にJ3富山へ期限付き移籍し、18年シーズンからJ3群馬へ4年ぶりに復帰していた。リーグ戦の通算成績はJ1が32試合2得点、J2が177試合41得点、J3が17試合0得点。18年はJ3で4試合0得点だった。

 平繁は群馬を通じてコメントを発表。「ザスパクサツ群馬でもう一度プレーすると決意した日に自分がJ2昇格に貢献できなかった時は現役を引退する事を意識しないといけないと思いました」と説明した上で「サンフレッチェ広島では下部組織から13年間、徳島ヴォルティス、東京ヴェルディ、ロアッソ熊本、カターレ富山に在籍させてもらい多くの指導者の方々や一緒にプレーしたチームメートと出逢えたことはプロサッカー選手としてはもちろんですが1人の人間としても大きく成長することができたと思っています」と感謝。

 広島を通じては「サッカーの部分は、もちろんですが、ひとりの人間として未熟だった僕が、プロサッカー選手として12年間プレーできたのも下部組織での多くの指導者の方々のおかげです。僕を育てていただいたサンフレッチェ広島に少しでも貢献したいと思います」と談話を発表している。なお、広島のスクール出身選手が同スクール(アカデミー普及部)コーチに就任するのは、今回の平繁が初めてだという。

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2019年2月1日のニュース