桐光　観戦ＯＢ俊輔の前で完敗、インターハイ準Ｖ校悪夢

第９７回全国高校サッカー第２日   桐光学園０―５大津 （ 2018年12月31日    ニッパツ ）

＜桐光学園・大津＞母校桐光学園の応援に駆けつけた磐田・中村（撮影・西海健太郎）
Photo By スポニチ

　夏のインターハイ準優勝校の桐光学園がまさかの１回戦負けを喫した。ＯＢの元日本代表ＭＦ中村俊輔（磐田）、同ＭＦ藤本淳吾（Ｇ大阪）もスタンドで観戦する中、鈴木監督が「注意していた」という立ち上がりの前半５分に失点を許すと、その後も失点を重ねた。中村も「これほど大差がつくとは思っていなかった」と振り返った５失点の大敗。指揮官は「私としても何かの分岐点にしないといけない」とショックを隠せなかった。

　プロ注目のＦＷ西川も力を出し切れなかった。Ｕ―１６日本代表として出場した１０月のＵ―１６アジア選手権でＭＶＰの活躍。Ｃ大阪をはじめドイツ１部レーバークーゼンもオファーをするなど、今年１０月のＵ―１７Ｗ杯でもエースとして期待される。だがこの日はマークが集中し見せ場もほとんどつくれず「悔しさしかない」と涙目。それでも、同じ左利きの中村は「いくらでも成長できる」と、後輩の成長に期待を寄せていた。