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浦和南“赤き血のイレブン”完敗、田嶋会長は古豪復活期待

[ 2019年1月1日 05:30 ]

第97回全国高校サッカー第2日   浦和南0―4東福岡 ( 2018年12月31日    NACK )

<浦和南・東福岡>東福岡に敗れガックリの浦和南イレブン(撮影・西尾 大助)
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 17年ぶりに選手権の舞台に戻ってきた“赤き血のイレブン”浦和南が、初戦で散った。強豪・東福岡に力負けし、野崎監督は「生徒は私を信じて一生懸命トレーニングをしてきた。本当に悔しい」と涙ながらに言葉を絞り出した。0―1の前半21分、ゴール前での処理ミスを相手FWにつかれ、そのまま無人のゴールに流し込まれた。指揮官も「ショックだった」と思わず天をあおぐ、重い失点。立ち上がりの勢いは消えた。

 選手権優勝3度を誇り、永井良和、田嶋幸三、水沼貴史ら多くのプロ選手を輩出。人気漫画「赤き血のイレブン」のモデルになった。今年度からはトレーナーを2人に増やし、選手一人一人の体重や体脂肪の管理を徹底。全国仕様の肉体に進化させ、選手権に乗り込んできた。

 試合を観戦した日本協会の田嶋会長は「大会に出たのを良いチャンスにして、また頑張ってもらいたい」と話し、水沼氏も「大会に出るのが当たり前の環境になっていってほしい」と期待した。敗戦も糧にし、古豪が再スタートを切る。

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