【浦和DF槙野 独占手記】天皇杯制覇で締めくくった激動の1年、今年の漢字は「臨」

[ 2018年12月10日 08:25 ]

仙台を完封して優勝を決めガッツポーズする槙野(左)と西川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 祝!天皇杯制覇。決勝も仙台の猛攻を完封した鉄壁の守備で、優勝の原動力となった日本代表DF槙野智章(31)がスポニチに独占手記を寄せた。2月に女優の高梨臨(29)と結婚。6月はW杯ロシア大会出場。浦和と日本代表で6人もの監督交代を経て、最後は天皇杯制覇で締めくくった激動の18年を振り返った。

 これが浦和レッズです!アジアの舞台に帰ります。オリヴェイラ監督の就任時から「天皇杯を獲ろう」がチームの合言葉でした。懸ける思いは強かったです。思えば7月5日、W杯から帰国した成田空港で監督からクラブハウスに呼ばれました。W杯はどうだった?より先に「私は天皇杯で優勝したい。そのためにマキは不可欠だ」と。11日のJ2松本戦への出場を求められたんです。

 当時はW杯で全てを出し切った直後。正直、休みたいと伝えました。でも両手をがっちり握られ、見つめられた時の凄い眼力を見て「分かりました」と。燃え尽きている暇はなかったです。もちろん今では監督に感謝しかありません。W杯後、離脱やコンディションを落とす選手も多い中、もう一度、モチベーションを上げ、今も新しい代表にいられるのは、あの時、休まなかったから。天皇杯があったからです。

 元々、覚悟を決めて臨んだ一年でした。W杯は夢。だからこそ昨年末にプロポーズもしました。結婚後は帰る場所ができたというのもありますが、何よりサッカーと向き合う姿勢が変わりました。何せ一番の“ライバル”が家にいますから。あの作品に出たい、大役を任され、セリフを覚えようとする努力。職種は違いますけどプロフェッショナルで凄い向き合い方なんです。自分も負けていられないな、と。

 31歳で迎えた今季、ピッチ上では新しい槙野を見せられた自負があります。公式戦(国内)の警告はゼロ。以前はどんな状況でも前に出て行くばかりでしたが、プレースタイルは変わりました。行くべきところ、下がるべきところのタイミング、例えばボールを取れないのなら(相手の攻撃を)遅らせて違う場所で奪う。駆け引きですよね。今は肉体よりも頭が疲れるくらい、賢くプレーできています。

 1年間で日本代表で3人、浦和で3人、計6人もの監督交代を経験しました。その都度、求められることも変わりましたが、自分の中でうまく整理ができ、生まれ変わることができたんです。

 いろんなことに“臨”んだ一年。年末には人生の一大イベント(挙式、披露宴)も控えてます!18年を漢字一文字で表すならやはり「臨」ですね(笑い)。きっと嫁も喜んでくれるでしょう。 (浦和DF)

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