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V弾・宇賀神、涙「どうしてもヒラさんにカップを掲げさせたいなって…」

[ 2018年12月9日 20:41 ]

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝   浦和1―0仙台 ( 2018年12月9日    埼玉 )

<浦和・仙台>優勝を喜ぶ平川(中)ら浦和イレブン(撮影・西海健太郎)
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 浦和が1―0で仙台を下し、12大会ぶり7度目(三菱重工時代の4度優勝を含む)の優勝を決めた。前半13分に元日本代表MF宇賀神友弥(30)が決めたスーパーミドルによる1点をJリーグ発足後初となる4戦連続完封の堅守で守り抜いた。

 宇賀神は試合後、浦和ひと筋17年で今季限りでの現役引退を表明したDF平川忠亮(39)の名前を真っ先に出して「クラブのレジェンドであるヒラさんが引退するっていう特別な年でもありましたし、どうしても優勝してヒラさんにカップを掲げさせたいなって気持ちがあふれ出た」と目を赤くして感慨深げ。「ヒラさんが安心して“次は宇賀神に託したよ”って言ってもらえるようなゴールだったんじゃないかなと思います。あの形は練習はしていたので、本当に決められて安心していますし、自部でも素晴らしいとほめてあげたい」とショートコーナーから最後は右足で豪快に決めた決勝ゴールに胸を張った。

 キャプテンマークを巻いて出場したMF柏木陽介(30)は「なんもできなかったです、すいません!」と言いながらも、この日ベンチ外だった平川の背番号14がついたユニホームを着て表彰式へ臨み、笑顔。平川も天皇杯優勝を記念したTシャツを身にまとってカップを高々と掲げた。

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