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札幌 B組最下位確定、甲府に完敗 レンタル中の金園に被弾…

[ 2018年5月10日 05:30 ]

ルヴァン杯B組   札幌0―3甲府 ( 2018年5月9日    札幌厚別 )

<札幌・甲府>前半、甲府の金園に先制ゴールを決められる
Photo By スポニチ

 札幌は9日、ルヴァン杯・甲府戦に0―3で敗戦。最終節を残してグループステージ敗退が決定した。前半に昨季まで札幌に所属し、甲府に期限付き移籍中のFW金園英学(29)に連続ゴールを許すなど3失点。勝ち点3のまま、Bグループ最下位が確定した。

 気温6・1度の札幌厚別で、ルヴァン杯終戦のホイッスルが鳴った。

 痛恨の敗戦。甲府に前回対戦と同じ0―3で完敗し、ペトロヴィッチ監督は無念の表情を浮かべた。

 「縦パスが入らずに横パスを繰り返し、そこからやられる展開。甲府の方が我々よりベターだった」

 素直に完敗を認めた指揮官の言葉通り、前半が悪すぎた。前半6分にゴール前のこぼれ球を、今季札幌から甲府へ期限付き移籍している金園に決められると、同16分にはDF横山が自陣ゴール前でGK菅野へパスミス。これを再び金園に拾われて追加点を許した。

 2点ビハインドの後半20分に18歳のMF藤村を、同26分には17歳のDF中村を投入。その中村はセンターバックの位置で堂々とプレーした。「こういう試合は若い選手には良い経験になる」。ペトロヴィッチ監督が話したように、0―3完敗の中で唯一の光明は中村やDF浜、藤村ら若手の存在だけだった。

 リーグ戦の快進撃の一方、チームとして公式戦10試合ぶりの黒星で昨年に続くグループステージ敗退。次節16日の清水戦は消化試合となったが「チームは消化試合でもアピールするチャンス」と言った中村の言葉だけが頼もしかった。

 ≪兵藤フル出場も反省「入りが…」≫キャプテンマークを巻いてフル出場したMF兵藤が悔しさをにじませた。「入りが良くなかった。早い時間に失点し、盛り返す力がなかった」。後半は何度か決定機をつくったが決め切れず「こんなプレーをしていたら…。反省して残り試合を無駄にせず、ピッチ上でトライしているサッカーをしたい」と必死に前を向いた。

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2018年5月10日のニュース