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興梠ドロー弾!浦和“鬼門”敵地で価値ある勝ち点1

[ 2016年3月17日 05:30 ]

広州恒大戦の後半、同点ゴールを決めイレブンと喜ぶ浦和・興梠(右)

ACL1次リーグH組 浦和2―2広州恒大

(3月16日 中国・広州)
 興梠の右足が浦和を救った。1―2で敗色濃厚の後半44分、槙野の左クロスをズラタンが頭で落とす。そのボールを強振した興梠のミドルシュートが相手ゴールに突き刺さった。「うまくミートして、いいコースにいって入って良かった」。昨季のアジア王者から黒星を消し去る同点弾は、自身の持つ日本人のACL最多得点記録を更新する14点目。この日は切り札として送り出され「途中から出た選手はこれが求められる」と笑った。

 敵地での広州恒大戦は“鬼門”だった。浦和にとっては13年に0―3で敗れた因縁の場所。日本勢は1勝1分け7敗と金満クラブの“爆買い”戦力にのまれてきたが、勝ち点1だけは死守した。独特の雰囲気にリズムを乱されて早々に2点を失ったが、興梠は「最低限の仕事はできた。2点差を追いつくのは凄いこと」と満足感を漂わせた。

 12日のリーグ戦・福岡戦に続いて公式戦2戦3発。1勝1分け1敗で折り返した浦和はH組3位に後退したが、08年以来の決勝トーナメント進出へ希望をつないだ。

 ▼広州恒大フェリペ監督 我々はチャンスをつくったが、逃してしまった。相手もとても強く脅威を与えられた。引き分けはフェアな結果。

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