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アトレチコ210分死闘突破!CL史上初2戦合計0―0PK制す

[ 2016年3月17日 05:30 ]

PSVとのPK戦に勝利し喜ぶAマドリードイレブン(AP)

 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦の2試合が15日に行われ、アトレチコ・マドリードはホームでPSVと延長の末に0―0で引き分け。欧州CLの決勝トーナメント史上初めて2戦合計0―0で突入したPK戦を8―7で制し、3季連続で8強入りした。マンチェスター・シティーはホームでディナモ・キエフ(ウクライナ)と0―0で引き分け、2戦合計3―1で初の準々決勝進出を決めた。

【欧州CL決勝トーナメント】

 アトレチコ・マドリードが決勝トーナメント1回戦を2季連続でPK戦の末に突破した。昨季はレバークーゼンに2戦合計1―1からPK戦3―2で勝利。今回は互いに7人目まで全員が成功する“死闘”となった。8人目は先攻の相手FWナルシンフがクロスバーに当てて失敗。直後にDFファンフランがきっちりと左隅に決め「PK戦で蹴ったのは初めてじゃないかな。本当に心臓に悪い。もう回ってきてほしくない」と冗談めかしながら「全員の力で勝った試合だ」と誇った。

 就任5季目のシメオネ監督が鍛えてきた守備が本領を発揮。2試合とも相手に枠内シュートを1本しか許さなかった。失点は今季国内リーグ29試合でわずか12失点と最少で、これに続くバルセロナの22失点に大差をつけている。PK戦で両手で観客の声援をあおった闘将は「相手より勝ちたい気持ちが強かったから、こういう結果になったのでは」と胸を張っていた。

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