ハリル監督 前回の悪夢払しょくへ!敵地で“爆勝ち”指令

[ 2015年11月12日 05:30 ]

シンガポール戦の前日会見で話すハリルホジッチ監督

 日本代表は12日、W杯アジア2次予選アウェー・シンガポール戦を行う。6月16日のホームでの対戦でシュート23本を浴びせながらスコアレスドローに終わった難敵。トラウマを抱えるバヒド・ハリルホジッチ監督(63)は苦い記憶を払しょくする大勝を選手に厳命した。完膚なきまでに叩きのめすことで、自身の手腕への自信を取り戻し、進んでいる道が正しいことを証明する。

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 勝利だけでは満足できない。シンガポール戦に向けた11日の公式会見で、ハリルホジッチ監督が“フルボッコ指令”を出した。「一番大事なのは勝つこと」と前置きした上で「たくさん点を取ることを期待している。できるだけ多く攻撃して多く得点する。そのための決意とやる気を見せないといけない」と大量得点に意欲。頭の中には5カ月前の苦い記憶があった。

 6月16日、埼玉スタジアムで開催されたシンガポール戦。日本は圧倒的にボールを支配して23本のシュートを放ったが、0―0のドローに終わった。指揮官は「この前のシンガポール戦はまだ理解できていない」と心の整理ができておらず、周囲には「選手はすぐにクラブで試合があるので気持ちを切り替えられるが、私にはそれができない」と漏らしている。失敗を繰り返せば自らの指導法に対する自信も揺らぎかねないだけに「リベンジしたい」と悪夢を払しょくする大勝を目指す。

 11日午前のミーティングではシンガポールの長所、短所を編集した映像を選手に見せた。引いてブロックをつくる相手の攻略法として「センタリング、FK、ミドルシュート、最後の30メートルエリアでの爆発的なスピード」を列挙。特に速さを重視し「前を向いた時にスピードを持つことが大事。そうすればどんな国のDFでも崩せる」と判断、パス、ドリブル、フリーランニングなど全てのスピードアップを求めた。

 ハリルホジッチ監督就任後の11試合で最多得点差勝利は9月8日アフガニスタン戦の6―0だが、前回のシンガポール戦後には「19回の決定機をつくった」と豪語しており、好機を確実にものにすれば記録更新も夢ではない。「日本は相手をリスペクトしすぎる。できるだけ早く点を取ることが大事」。FIFAランク152位の格下を一蹴してトラウマを消し去る。

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