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鳥栖が新体制発表 森下新監督抱負「壁を打ち破る」

[ 2015年1月16日 05:30 ]

鳥栖の新加入選手(前列左から白、吉田、森下監督、田村、福田、後列左から笠原、鎌田、山崎)

 J1鳥栖は15日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで新体制会見を行い、森下仁志新監督(42)がクラブ悲願の優勝を今季の目標に掲げた。またチームも始動し、初日からハードな練習で鍛えた。この日はJ2長崎も新体制を発表した。

 新加入選手をお披露目する前に開かれた就任会見。森下新監督は「優勝を目指す」と力強く宣言した。その語気は自然と強くなる。「選手たちにはより走ること、戦うこと、球際で勝つことを求める」。鳥栖のスタイルを継承し、さらに高い次元へ押し上げるという決意表明だった。

 昨季は12年シーズンと並ぶクラブ史上最高の5位と健闘した。だが、一時は首位に立ち、最終的に優勝したG大阪とは勝ち点3差だっただけに悔いも残った。「現状に満足することなく、壁を打ち破る」と新指揮官。この日午後からチームは始動し、7対7のゲーム形式など、2時間を超えるハードな練習で選手をさっそく鍛えた。

 練習初日から燃える指揮官をクラブも好アシストだ。昨季ランキング2位の15得点を挙げた日本代表FW豊田、海外移籍を模索していたGK林の慰留に成功した。「攻守の要をどう慰留するかが最大のテーマだった」と永井隆幸強化部長。DF安田が神戸へと移籍したが、左サイドバックには甲府、清水で経験豊富な吉田を獲得した。

 この日は新エンブレムと今季スローガン「Next Stage~挑戦~」も発表された。より高い次のステージへ。クラブ初のタイトル獲得というゴールを決める態勢は整った。

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2015年1月16日のニュース