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“オシムの言葉”山形にも 「私は千葉より山形が有利だと見ている」

[ 2014年12月6日 16:22 ]

山形にメッセージを送ったオシム氏

 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(73)が、かつて自ら率いたJ2千葉と7日のJ1昇格プレーオフ決勝で対戦するJ2山形に激励メッセージを送った。山形が6日、クラブの公式サイトでオシム氏の言葉を公開した。

 オシム氏は運命の1戦について、5日には古巣・千葉への激励メッセージを発表。「引き分けでも昇格が決まるのは、ジェフにとって有利であるといえる」と“千葉有利”だと唱えていたが、この日は一転、「私はジェフ千葉よりもモンテディオ山形が有利だと見ている」。

 そして、千葉の監督に就任後、最初の練習試合の相手が山形だったことに触れ「以来、ジェフ同様に小さなクラブが、クオリティの高いサッカーを実践しているのを幾度も見てきた。そして山形の人々が、モンテディオとともにあることも目の当たりにしてきた」と“気になるクラブ”であったことを明かした。

 日本代表監督に就任するために退任する06年まで4年間指揮を執った千葉への思いはもちろん強く、「ジェフのJ1昇格を願っている」というオシム氏。

 だが、同時に日本サッカー界の進歩を強く願っている。それだけに「同時に、山形の飛躍も願っている。ジェフが長い間、J1に昇格できないこと自体が、日本サッカーの進歩を示している。そして今年、山形がジェフを破り昇格を果たすのであれば、それもまた日本サッカーの進歩の証明になる。そのときにはまた、改めておめでとうを言いたい」と“オシム流”のエールを送った。

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2014年12月6日のニュース