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小笠原“東北魂”で奇跡を起こす 被災した子供たちのために

[ 2014年12月6日 05:30 ]

奇跡の逆転勝利を目指す鹿島の小笠原は被災した子供たちのために東北魂で戦う

J1第34節 鹿島―鳥栖

(12月6日 カシマ)
 奇跡の逆転優勝を狙う鹿島MF小笠原は「3・11」への思いを秘めてピッチに立つ。鳥栖戦での勝利が最低条件で、さらにG大阪と浦和の結果次第。だが「(鹿島は)東北出身選手が多い。喜んでくれる人がいると信じて良い結果を出したい」と諦めない姿勢を打ち出した。

 東日本大震災から3年がたったが、今も仮設住宅で生活する被災者の人もいる。思うように復興が進まない中、岩手出身の小笠原は「東北人魂を持つJ選手の会」を立ち上げ、サッカーで少しでも勇気づけられる活動を展開。14日には仙台でチャリティーマッチを行う。「負けたら大丈夫ですかとか言われる。子供たちに心配させたくない」。

 昨年は最終節で広島に敗れて優勝を逃した。子供たちの笑顔を見るためにも今年こその思いは強い。練習ではセットプレーを入念に確認。あとは勝利と5年ぶりのタイトルを獲るだけだ。

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2014年12月6日のニュース