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大宮、奇跡の残留ならず、10年目でついにJ2降格 主将「申し訳ないです」

[ 2014年12月6日 18:50 ]

J1最終節 大宮2―0C大阪

(12月6日 NACK)
 試合終了後、残留を争う清水の引き分けが伝わると、選手は落胆の表情を見せた。05年J1昇格以来、何度もJ2降格の危機を乗り切ってきた大宮が、10年目にして初の降格となった。

 先制弾を決めた金沢は「まだ実感がわかないです。残念です」と落胆。ユース出身で04年J1昇格決定時もピッチで喜んだ31歳MFは、08年に復帰してからは中盤の要としてチームを支え続けた。「気持ち込めて戦えたし、残留できると思ってました」とこの試合でも縦横無尽に走り続けたが、「応援してくれたサポーターのみなさんには申し訳ないです」結果には結びつかなかった。

 27節清水戦から3連勝で、一時は14位まで浮上したが、その後は5試合白星なし(4敗1分け)で失速。31節に清水に抜かれると、勝ち点1及ばずに力尽きた。

 サポーターに挨拶した主将のDF菊地は「これまでこのクラブに関わったいろんな人たちが残してくれたJ1という舞台から降格してしまうことに対して、本当に申し訳なく思います」と謝罪。

 来季の厳しいJ2での戦いには、「今年味わった悔しさを忘れずに、選手はもちろんですけど、クラブももっともっとレベルアップして、J1に復帰した時には残留争いではなく、上位争いできるようなチームに変わって戻ってきたいです。一年間本当にありがとうございました」と挨拶を締めた。

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2014年12月6日のニュース