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ドイツ24年ぶり4度目W杯制覇 ゲッツェが延長後半V弾

[ 2014年7月14日 06:36 ]

24年ぶり4度目の優勝を飾り、トロフィーを手に喜ぶドイツ代表イレブン(ゲッティ)

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は13日(日本時間14日)、リオデジャネイロのマラカナン競技場で決勝が行われ、ドイツが延長後半8分、途中出場のゲッツェの得点でアルゼンチンを1―0で下し、90年イタリア大会以来24年ぶり4度目の優勝を飾った。ドイツは欧州初の米大陸開催大会での王者に。欧州勢のW杯3連覇は史上初となった。

 先発メンバーはドイツが準決勝から守備的MFのケディラに代えクラマーを起用。一方のアルゼンチンは準決勝と同じメンバーとなった。

 最初にチャンスを迎えたのはアルゼンチン。前半21分、ドイツのクロースのバックパスがフリーのイグアインにわたりGKと1対1の場面をつくったが、シュートはゴール左に外れた。

 同40分にもアルゼンチンは右サイドで最終ライン裏のスペースに出たメッシがドリブルで中央に切れ込んだが、ドイツのDFに体を寄せられシュートを打てなかった。同44分、ドイツは右サイドのミュラーが中央のエジルへグラウンダーの横パス。これを左に流してクローゼが右足でシュートを放ったが、GKに阻止された。

 同アディショナルタイムにもドイツは右CKをヘベテスが頭で合わせたものの、右ポストを直撃しゴールはならなかった。

 0―0で折り返し、迎えた後半。アルゼンチンは同2分、メッシがゴール左でパスを受けペナルティーエリアに侵入。左足でシュートを放ったが、ゴール右に外れた。

 その後は両チームともに決定的なチャンスがないまま後半が終了。延長に突入した。

 ドイツは延長前半1分、速攻からゴール左でシュールレがシュートを放つもアルゼンチンのGKロメロに阻止された。

 アルゼンチンも同7分、左サイドからのロングボールにドイツのDFが対応を誤りパラシオがフリーでゴール前に。GKの頭上を越えるループシュートを放ったもののゴール左に外れた。

 そしてドイツは延長後半8分、左サイドをドリブルで駆け上がったシュールレからのクロスを途中出場のゲッツェが胸トラップ。落ち際を左足で合わせてついにゴールネットを揺らした。

 試合はそのまま終了。7万4738人の大観衆を集めた決勝はドイツの優勝で幕を閉じた。

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