麻也、２０日ぶりブログ更新「勝負事には勝者と敗者が必ずある」

＜日本・コロンビア＞前半、ボールを奪い合いあう吉田（左）

　ワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会で１次リーグＣ組最下位に終わり、決勝トーナメント進出を逃した日本代表のＤＦ吉田麻也（２５＝サウサンプトン）が２７日、Ｗ杯開幕前の６月７日以来２０日ぶりに自身のブログを更新。声援を送ってくれたサポーターやザッケローニ監督（６１）らスタッフへ改めて感謝するとともに、厳しい現実を受け入れる強さを見せた。

　「Ｗ杯が終わりました。あっという間でした」とシンプルに書き出した吉田は、「日本から応援していただいた皆様　現地に駆けつけた下さった皆様の声が本当に力になりました。ありがとうございました」と改めて声援に感謝。

　続けて、「こういう結果になるとは全く想像していませんでしたが　勝負事には勝者と敗者が必ずあるものです。正直試合の後も翌日もインタビューで何を答えていいかわかりませんでした」と優勝を目指しながら１勝もできなかった結果に無念さをにじませたが、「プロとしてやっている以上、言い訳する気は全くないです」とプロらしく現実を受け止めた。

　そして、ザッケローニ監督らスタッフ、関係者のサポートにも改めて感謝。「だからこそ勝って恩返しがしたかったです」と苦しい胸の内をつづった。

　それでも、新たなシーズンはすぐに始まる。まだ２５歳と若く、自身の成長のため、日本サッカー界の前進のため、立ち止まっている時間はない。「まずは自分のチームでいいスタートが切れるように頑張ります。応援ありがとうございました！」。涙を乗り越え、吉田が前を向いた。