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スアレス、バルサ移籍も破談!?噛みつき再犯に厳罰“W杯追放”

[ 2014年6月27日 06:03 ]

ウルグアイ代表のFWスアレス(AP)

 噛(か)みつき男への判決は“W杯追放”だった。ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(27=リバプール)が24日のイタリア戦で相手選手の肩に噛みついたとされる問題でFIFAは26日、スアレスに対してクラブ、代表を含め4カ月間の活動停止処分を科した。

 加えてW杯で受けた処分としては最多となる代表公式戦9試合の出場停止、罰金10万スイスフラン(約1130万円)も科した。FIFAのスルサー規律委員長は「このような行為は許容できない」と語った。活動停止期間中はあらゆる競技場への入場も禁じられ、スアレスはW杯残り試合でチームの応援も許されない。

 “常習犯”であることが厳罰につながった。スアレスはアヤックス時代の10年、リバプール移籍後の13年にも相手選手に噛みつき、リーグからそれぞれ7試合、10試合の出場停止処分を科されていた。スアレスはイタリア戦後に「僕の胸と彼の肩がぶつかった。大きなことにすべきじゃない」と反省の態度を示さなかったが、直らない噛みつき癖で大きな代償を支払う結果となった。

 今回の騒動で個人スポンサー2社が契約の見直しを示唆。悪童のイメージが決定的になったことに加え、クラブでも10月末までプレーできないため、スペインで報じられているバルセロナへの移籍話も破談となる可能性がある。19日のイングランド戦では左膝手術から復活して2得点を挙げたヒーローのぶざまな転落劇。“神の子”ならぬ“噛みの子”の烙印(らくいん)を押されて夢舞台から去ることになった。

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2014年6月27日のニュース