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ザック監督 後任指揮官にエール 足りない部分「埋め合わせして」

[ 2014年6月27日 05:30 ]

会見を終え、矢野通訳(右)と宿舎へ歩いて戻る途中に、ふと後ろを振り返ったザッケローニ監督

 ザッケローニ監督が後任の指揮官にメッセージを残した。キャンプ地のイトゥで大仁会長、原専務理事と記者会見に出席。1次リーグ敗退に終わった今大会を「非常に残念」と振り返り「責任は全て私にある。この代表を離れなければならない」と日本代表監督を退くことを表明した。

 4年間の通算成績は55試合を戦い30勝12分け13敗。攻撃サッカーで11年アジア杯を制したが、W杯では1分け2敗のグループ最下位に沈んだ。その上で「このチームに足りない部分はある」と言及。「例えばコロンビア戦を見ても、シュート数など全ての数値で上回っても負けてしまう。新しい文化を持つ監督が、そこを埋め合わせしてステップアップしてくれると思う」と新監督に期待した。

 選手たちには、この日の昼食時に目を潤ませながら自ら説明。「このチームの監督でいられてうれしかった。もう一度、選べたとしても同じメンバーでいく」と話すと、長友らも涙を流した。「日本に来て、本当に濃密な時間を過ごすことができたし、感動にあふれる4年間だった。アリガトウゴザイマス」と最後は日本語で会見を締めくくった。

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2014年6月27日のニュース