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先制弾のエースFWジェコ「未来にとってポジティブな経験」

[ 2014年6月27日 05:30 ]

<ボスニア・ヘルツェゴビナ―イラン>前半23分、先制ゴールを決めるジェコ(中央)(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグF組 ボスニア・ヘルツェゴビナ3―1イラン

(6月25日 サルバドル)
 ボスニア・ヘルツェゴビナに初勝利をもたらしたのは、やはりエースFWジェコだった。前半23分、右サイドから中へ切れ込み、左足でミドルシュート。右ポストに当たりゴールに吸い込まれる先制弾で流れを引き寄せた。

 「W杯でゴールを決めて、勝った。それは誇りだ」。海外育ちが多い主力選手の中、サラエボで生まれ育ったため“ボスニアのダイヤモンド”と呼ばれ愛される存在。ナイジェリア戦ではオフサイド判定に泣いたが、この日は今季マンチェスター・シティーで16得点の決定力を見せつけ、5月に大洪水の被害を受けた母国に歓喜を届けた。

 「僕らの未来にとってポジティブな経験だった」とジェコ。1次リーグ敗退を受け、退任の意向を示したスシッチ監督も「勝利に値する試合だったし、素晴らしいステップとなった」と誇らしげだった。

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