×

長谷部 日本流確立させる!一貫したスタイル示し伝統つくる

[ 2014年6月13日 11:08 ]

ウオーミングアップする長谷部

W杯1次リーグC組 日本―コートジボワール

(6月14日 レシフェ)
 日本代表主将の長谷部誠が「未来へのメッセージ」と「カズへの感謝」を込め、W杯を戦う。

 W杯初戦が間近に迫り、「未来に日本はこういうサッカーで戦うんだというスタイルを示したい。例えばメキシコには伝統のスタイルがあるように」と語った。直前の強化試合2戦で失点が続き、チームとして守備の修正に取り組んでいる。だが、開幕直前に戦術を守備的に変更した4年前のようなことはしない。

 日本を出発する前には尊敬するカズに手紙を託した。新刊された文庫版「DEAR KAZU」(文芸春秋)の企画だったが、そこには感謝の気持ちがつづられている。2月に2度目の右膝手術を受けた後、リハビリ中にカズの自宅に招かれたことがあった。「30代に入ってケガの治りが遅くなった感覚がある」と打ち明けると、47歳のカズから「絶対ない。そう思い込むことが一番悪いんだ」と言われ、前を向くことができたといったことなどを記した。

 ブラジル入り後も、メールで連絡を取り合ってきた。そのカズは日本協会アンバサダーとしてコートジボワール戦に駆け付ける。これ以上の発奮材料はない。未来へのスタイルを示し、カズへ恩返しの勝利を贈る。

続きを表示

2014年6月13日のニュース