オシム氏 本田へ「一人でなんとかしようとするな リスク冒す勇気を」

[ 2014年1月29日 10:33 ]

06年、日本代表の練習で本田(右)に指示を出すオシム監督
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 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(72)が、ACミランに移籍した本田圭佑(27)について語った。

 ミランでプレーするという経験は、本田が将来名監督になる準備にもなる。シードルフ監督の力量は未知数だが、ミランの空気を吸いながら、こういう場合は何をどうするか、誰を使うか、どういうタイプ、性格の選手を補強するか、など多くのことを学ぶことができるだろう。引退後のことを話すのは早すぎる?そうだったな(笑い)。プレーヤーとしてのキャリアはまだ10年はある。本田にはなるべく長い間、ミランでプレーしてほしい。シードルフのように監督になってくれと頼まれるようになるのが一番だが、スタッフとしてミランに残るような活躍をしてほしい。

 本田は10年のW杯南アフリカ大会当時よりも進歩している。ミランでよいプレーができれば日本代表でも活躍できるだろう。ミランでのように献身的にプレーすれば、日本代表の中でも「本田をキャプテンに」という声が出てくるだろう。ただし、初めにも言ったが、一人だけでなんとかしようとしないことだ。チームメートと対戦相手をリスペクトしながら、リスクを冒す勇気を先頭に立って発揮してほしい。集団の中で個性と能力を生かす。それができなければ、逆にチーム内のブレーキになりかねない。

 欲をいえば、ミランでも、もう少しゴールに近いポジションをとれないだろうか。目安はゴールから20メートル。今「ミランの本田」というイメージが対戦相手にもある。内心で本田を恐れているはずだ。相手がもっと恐れる選手になってほしい。

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