横浜 ジンクス打ち破った!兵藤&俊輔弾で21年ぶり決勝進出

[ 2013年12月30日 05:30 ]

後半ロスタイム、横浜・中村(中央)がゴールを決める

 天皇杯は準決勝2試合が行われ、横浜は鳥栖を2―0で退け、21年ぶりの決勝進出を決めた。後半41分にMF兵藤慎剛(28)の得点で先制し、同ロスタイムにJ1年間MVPのMF中村俊輔(35)が左足でダメ押しゴール。リーグ戦のリベンジを果たすチャンスを得た。来年元日に国立競技場で行われる決勝はPK戦の末FC東京を破ったリーグ覇者の広島と対戦する。

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 横浜がついにジンクスを打ち破った。最後にタイトルを獲得した04年のリーグ優勝以降、ナビスコ杯では今季を含め5度(05、06、07、09、13年)、天皇杯では3度(08、11、12年)、決勝を目前にした4強で敗退。準決勝が大きな壁となっていたが、鳥栖をホームで撃破し、ついに決勝に駒を進めた。均衡を破る殊勲のゴールを決めた兵藤は「ここ2年で4強に勝ち残った経験が生きた」と笑った。

 悔しさを晴らす決勝弾だった。背番号と同じ7ゴールをリーグ戦での目標にしてきたが、今季ようやく達成。優勝は逃したがチームの躍進に貢献した。だが、チームメートを除く各選手投票で決まるJリーグの今季優秀選手賞には、チームの先発11人で唯一選出されなかった。その思いを後半41分、左足に込めた。「どのチームも前には鍵の選手がいて特徴がある。自分は黒子タイプ。でも、その中で点に絡むようにしないといけない。発奮材料になりました」とすがすがしい表情で話した。

 ダメ押し弾の中村にとっても、その思いは同じだった。11月に胆のう炎で緊急入院。欠場は1試合だけだったが、責任感の強い中村はV逸に「勝たせられなかった」と責任を背負い込んだ。だが、その後は徐々に復調し、この日もチームをけん引。後半ロスタイムには富沢のスルーパスに反応し、最後は鋭いフェイントから左足を振り抜き、10月27日の大分戦以来の公式戦ゴールを決めた。

 決勝はこの日1トップで先発した藤田が累積警告で出場停止となる。右足首をひねって前半だけで退いた栗原も出場は微妙。だが、兵藤は「サッカーで味わった悔しさはサッカーでしか返せない」とリーグ戦の優勝をさらわれた広島へのリベンジに闘志を燃やしている。中村も「国立は改修前最後の決勝。自分にとっても思い入れの強い場所なので良い試合をしたい」とキッパリ。V逸の悔しさをリーグ覇者撃破で晴らす。

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