成長見えなかったなでしこ「W杯決勝後に積み上げて来たものの差」

[ 2012年6月19日 12:48 ]

 五輪前哨戦のスウェーデン招待で、米国に1―4と完敗したなでしこジャパン。元女子日本代表主将で日テレ・ベレーザ監督の野田朱美さんは「W杯決勝後に積み上げて来たものの差が出た」と分析した。

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 残念だが、昨年のW杯決勝後に積み上げて来たものの差が出た。

 米国は若手の底上げも見えたし、攻撃ではつなぐところはつなぐ一方で、ロングボールを入れたり、大きなサイドチェンジをしたりと、日本対策をしっかりしてきた。W杯やアルガルベ杯では生かせなかったモーガンのスピードも、今回は早めにDFの裏を取らせることで生かすことに成功した。勝つためのサッカーをしてきたという印象だ。だが、日本は何も変わっていない。アルガルベ杯の時より、その差がハッキリ出た。

 日本はDFラインに課題が残ったことはもちろん、攻め手がなかったのが気になる。中央でのショートパスが狙われているのだから、自分たちらしいサッカーをすること以外のことも考えるべきだ。前線の選手がDFの裏に抜け出す動きも少なかったし、誰一人これでいいと思っている選手はいないと思う。

 これが五輪本大会でなかったのは幸いだ。だが、残された時間はわずかしかない。まずは1対1で粘り、しっかりカバーに入るという基本的なことを見つめ直すこと。スウェーデン戦では奮起に期待したい。 

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