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大分10発大勝!走力&組織力で終始圧倒

[ 2012年1月1日 06:00 ]

<北陸・大分>北陸に10対0で大勝し、自身もハットトリックで笑顔を見せる大分・岡部

全国高校サッカー選手権第2日 大分10-0北陸

(12月31日 NACK)
 最後まで攻撃の手を緩めることなく、大分(大分)が10得点を挙げて大勝した。試合中は怒声を飛ばし続けた朴英雄監督は「あれはラブコールです。きょうの勝ちは個ではなく、群れの問題」と組織力の勝利を強調した。

 派手なゴールラッシュの中、怒られ役の2年生が奮起した。FW岡部は、後半だけでハットトリックを達成し「前半は緊張していて自分のプレーが出せず、ハーフタイムに泣いてしまった。監督や3年生から“大丈夫だ”と声を掛けてもらって切り替えられました」と振り返った。

 練習通りに走り回るサッカーで相手を圧倒。理想のチームにオランダリーグのアヤックスを掲げる指揮官は「気持ちのいい、魅せるサッカーをやっていきたい」と納得の表情だった。

 ≪1試合最多得点は14点≫高校選手権の1試合最多得点は第10回大会で広島一中が記録した14得点(富山師範戦)。首都圏開催となった76年以降では神村学園(鹿児島)が09年2回戦・中京大中京(愛知)戦でマークした10得点(10―2)が最多で、大分はこれに並んだ。また、10点差は過去2回あった9点差を抜いて首都圏開催以降では最大得点差試合となった。

 ▼北陸MF坪田 相手にのまれてしまった。応援してくれた人に申し訳ない。でも、先生(松本監督)のサッカーは間違ってなかった。

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2012年1月1日のニュース