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清水商 風間Jrがロスタイム劇弾を演出!

[ 2012年1月1日 06:00 ]

<清水商・ルーテル学院>後半ロスタイム、遠藤の決勝ゴールがきまり喜びを爆発させる風間(右)

全国高校サッカー選手権第2日 清水商1-0ルーテル学院

(12月31日 埼玉)
 11年ぶり出場の名門・清水商(静岡)に劇的な勝利をもたらしたのは、U―18日本代表候補のエースFW風間だった。PK戦目前の後半ロスタイム3分。中央で起点となって左へパスを送り、FW中田のクロスからMF遠藤が左足ダイレクトでシュート。ボールは相手GKの左手をはじいてコロコロとゴールラインを越えた。

 「最後は智樹(中田)が足をつりながらアシストしてくれた。仲間に感謝したい。勝ててホッとしている」と風間。ともにOBの元日本代表MFの父・八宏氏(50=スポニチ本紙評論家)、2歳上の兄・宏希(20=ドイツ4部コブレンツ)が出られなかった選手権での初勝利の味をかみしめた。相手にマンマークを付けられ「ゴール前のプレーが足りなかった」と反省したが、前半25分の左ポストをかすめるFKなど、父も兄も背負ったエース背番「8」にふさわしいプレーを披露した。

 チームは7月に被災地の福島県相馬市を訪れ、相馬高と練習試合を行うなど交流。この日は相馬市から応援団が駆けつけ「KIYOSHO絆SOMA」と書かれた横断幕が掲げられた。風間は「最後まで諦めないところを見せられたと思う」。再び相馬市の応援団が訪れる準決勝まで、負けるわけにはいかない。

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