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盛岡商 主力欠き敗退も…被災地に勇気与えた

[ 2012年1月1日 06:00 ]

<盛岡商・近大付>敗れた藤村(右)ら盛岡商イレブンは涙をこらえる

全国高校サッカー選手権第2日 盛岡商1-5近大付

(12月31日 柏)
 盛岡商(岩手)は主力2人のケガに泣いた。昨年12月25日の練習試合で仙台入団が内定しているMF藤村が左足首を捻挫、同27日にはMF村田が骨折と負傷者が相次いだ。

 「ケガして以来初めてボールに触った」という手負いのエース藤村は座薬と痛み止めを使用して後半31分から強行出場。「3年間ここを目指してやってきた」と意気込んだが、勝利にはつながらず「勝利で被災地に勇気を与えたかったけど、負けてしまった。でも最後までみんな一生懸命さは出ていたので、勇気は与えられたと思う」と話した。斉藤総監督は「直前で看板の2人がいなくなったのは厳しかった」と肩を落とした。

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2012年1月1日のニュース