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高さなくあいまい 京都の弱点突いた今野「J2の1年も無駄じゃなかった」

[ 2012年1月1日 18:40 ]

天皇杯決勝 FC東京4-2京都

(1月1日 国立)
 最終ラインからFC東京を統率した今野が、表彰式で誇らしそうに天皇杯を掲げた。「主将じゃないとできないこと。最高の気分」と率直に喜びを表した。

 前半13分に先制された時は「どうなっちゃうのかと思って、負けがよぎった」と言う。そんな嫌な雰囲気を、わずか2分後に自ら打ち消した。

 左CKを短くつないだ石川のクロスに、高い打点のヘディングで合わせた。「京都の弱点はセットプレーで高さがないのと、マークがあいまいなところ」という狙い通りの同点弾で、ゴールラッシュの先陣を切った。

 昨年は日本代表でアジア・カップ優勝に貢献し、クラブでもJ2制覇の原動力となった。「集大成として天皇杯を取れた。成長を感じたし、J2での1年も無駄じゃなかったかな」と充実のシーズンを笑顔で総括した。

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2012年1月1日のニュース