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重みを理解していたザック監督 歴代1位タイに「我慢の勝利」

[ 2011年1月26日 06:50 ]

アジア杯準決勝  日本2―2(PK3―0)韓国

(1月25日 カタール・ドーハ)
 ともに昨年6月のW杯で16強入りした宿命のライバルの日本と韓国。イタリア人のザッケローニ監督も、日本協会幹部から両国の歴史と伝統を伝え聞き「ドイツ―イタリア戦と比較が可能な試合」と重みを理解していた。

 戦術よりも意地とプライドを懸けた一戦。日本は21日のカタール戦の2日後の23日を異例の完全オフに充て、精神面の充実を図った。

 過去の対戦成績では11勝21分け38敗。PK戦とはいえ、05年8月以来の勝利。就任から7戦負けなしは、日本代表監督歴代1位タイ記録となった。

 これで3位以内が確定し次回15年オーストラリア大会の予選免除が決まった。いよいよ次は決勝。

 「我慢しながら勝てたのがよかった。フィジカルは韓国に分があったので、日本は技術を駆使したサッカーを展開しないといけなかった。あと1試合だ。決勝では相手よりもいいサッカーをするだけ。」と指揮官。18年前、日本中が涙した因縁のドーハの地で、2大会ぶりのアジアの頂点に王手をかけた。

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2011年1月26日のニュース