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“ドーハの奇跡”起きた!ザック「会心の勝利」

[ 2011年1月26日 06:00 ]

<日本・韓国>イレブンと喜びあう川島

アジア杯 準決勝 日本2―2(PK3―0)韓国

(1月25日 カタール・ドーハ)
 ザックジャパンが死闘を制した。日本は韓国と対戦。2―2からのPK戦3―0で勝って2大会ぶりに決勝に進出した。先制されたが、前半36分にFW前田遼一(29)のゴールで追いつくと、延長前半7分には途中出場のMF細貝萌(24)が勝ち越し点。終了間際の失点で、もつれ込んだPK戦ではGK川島永嗣(27)が好セーブを連発した。日本は29日(日本時間30日未明)の決勝でオーストラリアと対戦する。

 誰もが、歓喜に酔いしれた。4人目、DF今野のシュートがゴールに突き刺さると、GK川島を中心に選手が重なった。ザッケローニ監督は「会心の勝利、我慢しながら勝てた」と言い、頬を紅潮させた。120分の死闘の末、PK戦を制した。日本は3人がPKを成功させ、韓国は3人が失敗する勝利。まさに“ドーハの奇跡”だった。

 最後までザッケローニ監督の勝負魂が凝縮されていた。PK戦のトップバッターに指名したのは延長前半7分、一度はPKを失敗していたMF本田圭だ。チームの顔、本田圭のプライドを尊重し大役を託した。監督と選手の絆、信頼感が表れたシーンだ。本田圭が期待に応え、主導権を握った。07年アジア杯3位決定戦ではPK戦で韓国に敗れた。見事なリベンジとなった。

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2011年1月26日のニュース