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日本 韓国撃破!PK戦制し決勝進出

[ 2011年1月26日 00:21 ]

PK戦で韓国を破り大喜びのGK川島(中央右)ら日本イレブン

 サッカーのアジア王者を決めるアジア・カップで2大会ぶり4度目の優勝を目指す日本は25日、ドーハのアルガラファ競技場での準決勝でライバル韓国と決勝進出を懸けて対戦し、PK戦の末勝って2大会ぶりの決勝進出を決めた。1954年の初対戦以来、71試合目となる伝統の日韓戦。日本は前回大会の3位決定戦で0―0からのPK戦で屈しており、雪辱となった勝利となった。29日午後6時(日本時間30日午前0時)の決勝で、ウズベキスタンとオーストラリアの勝者と顔を合わせる。

【日本VS韓国


 日本は出場停止明けの内田(シャルケ)が先発に戻り、準々決勝のカタール戦で決勝点を挙げた伊野波(鹿島)が外れた。出場停止の吉田(VVVフェンロ)の代わりには岩政(鹿島)が入った。強豪鹿島の守備の要として実績を積んだ28歳は「いろいろなことを深く考えず、鹿島でやってきたこと、鹿島のリズムでやりたい」と自然体を強調した。

 競技場でウオーミングアップする日本選手の表情は、これまで以上の緊張感に包まれていた。4度目のアジア王者になるためには避けて通れない宿敵との対決。互いの意地がぶつかり合う71度目の戦いが始まった。

 前半22分、韓国は朴智星(パク・チソン)が今野と競り合って倒れファウルを得、 奇誠庸(キ・ソンヨン)がPKを決めて先制した。だが日本も前半36分に前田が、本田圭のスルーパスで抜けた長友の左クロスをDFに倒されながら決め追いついた。

 後半は、ともに決め手なく1-1のまま終了。延長戦に突入した。

 延長前半8分、岡崎が得たPKを本田が蹴ったがGKにセーブされた。しかし、弾いたボールに細貝が詰めて勝ち越しのゴールを決めた。だが延長後半のロスタイムに韓国の黄載元(ファン・ジェウォン)に同点ゴールを決められ、PK戦へと勝負は持ち込まれた。

 PK戦では、日本が本田、岡崎と冷静に決め、GK川島も2本止める活躍。最後は今野が決めて3-0で韓国を下した。

 昨年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でともに16強入りした伝統のライバル対決。対戦成績は、日本の11勝22分け(PK勝ち3、PK負け1を含む)38敗となった。

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