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光る堅守 強敵オーストラリア 目指す「アジアの盟主」

[ 2011年1月26日 16:23 ]

アジア杯決勝 日本―オーストラリア

(1月29日 カタール・ドーハ)
 サッカーのアジア・カップでオーストラリアがアジア連盟に転籍後、2度目の出場で初の決勝に進んだ。前回の2007年大会は準々決勝で日本にPK負けして敗退しており、29日(日本時間30日未明)に日本と対戦する決勝で雪辱を期す。

 25日に行われた準決勝はウズベキスタンに6―0で圧勝したが、決定力の高さだけでなく、5試合で1失点と堅守が光る。かつてJ1の浦和をアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に導いたオジェック監督は「前線から守備を始め、相手に圧力をかける。チーム全体でよく守れている」と戦術を解説する。

 チームの中心は長年欧州で活躍するGKシュウォーツァーや今大会ここまで3得点のFWキューウェル、昨年のアジア最優秀選手に輝いたDFオグネノブスキら30代のベテランが多い。オジェック監督は「キューウェルは今大会を通じて素晴らしいし、他の選手たちもよくやっている」と厚い信頼を寄せている。

 前回のアジア杯はベスト8止まりだったが、昨年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会はアジア最終予選A組で日本を抑えて1位でW杯出場を果たしている。アジア杯初優勝を狙うGKシュウォーツァーは「アジアに加盟してから代表のレベルが上がった」と言う。今大会で頂点に上り詰めて「アジアの盟主」になれるか。(共同)

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2011年1月26日のニュース